SNCFとエールフランス、航空券・鉄道乗車券のセット販売を拡大
仏国鉄SNCFとエールフランスは、航空券と鉄道乗車券をセットで販売する「Train+ Air」サービスを拡大する。両社の責任者が揃って2月9日付のラトリビューン日曜版とのインタビューの中で明らかにした。
このセット販売は開始から今年で30周年を迎える。近年は、炭素負荷が小さい鉄道が見直されており、主要空港(パリのシャルルドゴール及びオルリー)と地方を結ぶ足回りに、国内線に代わって鉄道を組み入れる手段として注目を集めている。両社は、6月末までに、販売対象となる高速鉄道路線を段階的に増やし、これまでは含まれていなかったOuigo(格安高速鉄道)の乗車券も対象とすることを決めた。シャルルドゴール空港駅の発着便は1日間につき65(3万5000席)、パリ南郊マシー駅(オルリー空港に連絡)の発着便は同じく50(2万5000席)を確保する(通常の高速鉄道InOui込み)。これで、全国の22駅がパリの2空港との間で結ばれる。
これと関連して、エールフランスのマイレージサービス「Flying Blue」(会員2700万人)に「Train+ Air」が全面的に組み入れられ、マイルをためるのと、マイルによる購入のいずれもが可能になる。また、列車の乗車券の販売は通常は4ヵ月前からだが、「Train+ Air」の枠内では12ヵ月前からの販売が可能になる。
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