2018年1月1日より11種類の予防接種が義務化(赤ちゃんがいる方は必見)
こんにちは。
以前コラムで少し触れたので御存知の方も多いかもしれませんが、フランスでは2018年1月1日以降に生まれた赤ちゃんには11種類の予防接種を投与することが義務化されました。
これまではジフテリア、ポリオ、破傷風の3種類のみが義務でしたが、これに百日咳、風疹、麻疹、おたふく、ヘモフィルスインフルエンザ菌(ヒブ)、肺炎球菌、B型肝炎、そして髄膜炎菌(ヒブとは違います)の8種類が加わりました。
近年日本でも定期接種(公費負担によりほとんどの子供が受けるもの)の種類が急速に増えたため、今回義務化された11種類のほとんどをカバーできていますが、このうちおたふくと髄膜炎菌は日本では任意接種です。
おたふくは日本でもほとんどのお子さんが打っているようです。
一方髄膜炎菌はめったに打っていることがありません。そもそも存在を御存知ない場合が多いです。フランスでは髄膜炎菌の予防接種は生後5ヶ月と12ヶ月の2回打つことになっています。
もし1歳を過ぎてから打つ場合は1回のみです。幼稚園に入れる場合などに予防接種がきちんと打たれているかチェックされることがありますので、フランスに子供さんをつれてこられる際には母子手帳の予防接種欄を確認されるようお勧めいたします。