CCIJF – 在仏日本商工会議所

海外への旅行・出張へお出かけの前にご確認ください

夏休みに入り、海外旅行の計画を立てている方もいらっしゃるかと思います。旅先でつつがなく過ごすために、出発前に以下の点をご確認ください。

▷ 外務省のホームページ等を参考に、滞在先の安全情報や医療情報について予め確認するようにしましょう。
▷ 滞在先での不慮の事故や病気のリスクを踏まえ、海外旅行保険に加入するようにしましょう。
▷ 小さなもので構いません。旅行用の「救急箱」を用意しましょう。行き先、時期、現地でのアクティビティによって中身は変わります。
例 : 解熱鎮痛剤(ACETAMINOPHEN / PARACETAMOL)、抗ヒスタミン薬、経口補液の素、下痢止め(RACECADOTRIL)、吐き気止め、酔い止め、絆創膏、体温計、日焼け止めクリーム、虫よけスプレー、マスク
▷ お子さんが同行する場合は、母子手帳 / Carnet de Santéをお持ちください(予防接種記録、最新の健診記録、成長曲線等のページのコピーでも可)。
▷ 滞在先がマラリアの流行地域である場合は、予防薬の要否を確認しましょう。
▷ 滞在先によって推奨されている予防接種についてもご確認ください。

!持病をお持ちの方!
▶ 病状が落ち着いており、予定されている旅行に出かけても医学的に問題ないということを主治医へご確認ください。妊娠中の方も同様です。
▶ 旅行中の慢性疾患の悪化についてもカバー対象とする保険へ加入するようにしましょう。
▶ お薬の半分はスーツケース等の預け荷物へ、残りの半分は手荷物でお持ちください。
▶ お薬の紛失や滞在延長のリスクも考え、お薬は多めにお持ちください。滞在先によっては同じものが手に入らない可能性もあります。
▶ 滞在先によっては向精神薬など一部のお薬の持ち込みが制限されている場合があります。出発前に渡航先の大使館等にご確認ください。
▶ 医薬品国際一般名称(成分名)を表記したお薬の処方箋を英語で主治医に準備してもらってください。現地でお薬を処方してもらう必要が出た場合に役に立ちます。
▶ 既往歴一覧や最新の検査のデータなども添付してもらうとよいでしょう。
▶ 糖尿病のインスリン注射に必要な器具、睡眠時無呼吸症候群のCPAP(持続陽圧呼吸療法)の装置、慢性呼吸不全の酸素療法の機器などの医療機器の飛行機内への持ち込みには予め許可を取る必要があります。主治医に英語で診断書を発行してもらい、航空会社へご確認ください。