今週のフランス

仏国内の自転車市場、2020年に25%の成長を記録

自転車業界団体が8日に発表した集計によると、フランス国内の自転車市場は2020年に30億ユーロ強の規模となり、前年比で25%の大幅増を記録した。新型コロナウイルス危機が追い風になった。

新品の販売台数は270万台近くに上り、前年比で1.7%増加した。これは過去最高記録ではないが、第1次ロックダウン中に販売店が閉鎖されたことを考えると、増加を記録したのは注目に値する。なお、インターネット販売は全体の5%を占めるに過ぎない。

国内の自転車保有台数は2500万台、修理が必要な車両も加えると4000万台となり、年間に50万台程度の増加を記録している。金額ベースでの市場規模の大幅成長は単価の上昇に由来している。新型コロナウイルス危機で、移動手段としての自転車の需要が高まったことにより品薄が発生しており、販売店は在庫処分の安売りをする必要がなくなり、これが単価を押し上げた。また、それ以上に、単価が高い電動アシスト自転車の販売が大きく伸びていることも貢献した。電動アシスト自転車の販売台数は51万4672台となり、前年比で29%の増加を記録。金額ベースでは実に58%の増加に相当する。販売台数は、2013年の5万6000台に対して、2015年に10万台、2019年には38万8000台と、成長が加速している。金額ベースでは新品販売の56%を占めるに至った。ちなみに、新品の平均単価は717ユーロで、前年比で25%増を記録。電動アシストの平均単価は2079ユーロで、こちらは21%の増加を記録した。

部品・アクセサリーの販売も20%の増加を記録。2020年5月から2021年3月までは、自転車修理に50ユーロの奨励金を支給する支援措置が導入され、190万台の修理がなされたが、これも部品の需要を押し上げた。

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