今週のフランス

大統領選に期日前投票導入、政府修正案に野党勢力が猛反発

上院で審議中の法案に、政府修正案の形で、大統領選挙における期日前投票の導入に関する条項が追加された。野党勢力は揃って、十分な議論を尽くさずに重要な改正を行う卑劣なやり方だとして猛反発しており、政府修正案は17日に、上院小委員会において否決された。

政府が準備した修正案は、有権者が居住地とは別の自治体や外国から、投票機械を利用して投票日より前に投票を行うことを可能にするという内容。開票は投票当日に行われる。フランスには、代理人投票制度があり、投票場に足を運べない人が、代理人に依頼して自分の分を投票してもらうことが可能だが、期日前投票の制度は存在していない。政府は、新型コロナウイルス危機が続く中で、来年4-5月に予定される投票日における衛生状況が掴みにくいことにも配慮し、不在者投票を可能にする方針を固めたが、これが裏目に出た。

野党勢力は左右を問わず、揃って政府のやり方を強く批判。下院を通過済みの技術的な内容の法案に、途中から修正案を追加するという手法に非難が集中している。政府が、自分に有利となるように修正を決めたという不信感も根強くあり、投票機械による不正を警戒する声も聞かれる。

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