今週のフランス

「ほめて伸ばす」アプリListen Leon、資金調達を計画

「ほめて伸ばす」主義の社内ツールを開発の仏Listen Leonがこのほど、Alliance for Impactの支援を受けることが決まった。100万ユーロの調達を目指す。

Alliance for Impactは、英生保大手アビバのフランス子会社、インキュベーターのLa Ruche、投資ファンドのVentechが共同で設置したスキームで、資金調達の支援等を行う。この枠で、アビバ・フランスはListen Leonに最大50万ユーロの出資を決める可能性もある。

Listen Leonは同名のアプリを開発。これまでにエアバス、EDF(仏電力)、通信大手オレンジなど15社程度の採用を得た。ユーザー間で、職場での活躍を具体的にほめるメッセージを送り合うツールで、よいところだけを指摘されたメッセージを受け取ることで、各自のモチベーションは向上し、メンタルヘルスも改善するはずだという信念に基づいている。メッセージは全面的に匿名で送信され、ほめるポイントの具体性を確保するために140字以上でなければ送信できない。悪口を書いて送る悪用を阻止するために、メッセージ内容はアルゴリズムが審査する。服装をほめるのが趣旨ではないため、「ネクタイ」、「スカート」などもNGワードに設定される。ほめるポイントが含まれていないメッセージには書き直しが命じられる。

Listen Leonは、9-12ヵ月の試用期間を設定し、その間、ユーザー1人につき月額6ユーロの料金を、加入者である企業から徴収している。ユーザー数を増やす本格導入を決めた企業には、自ら1人当たり料金の設定を委ねる方式を採用した。ユーザー各人には、長所診断グラフなどの分析ツールも提供される。Listen Leonは米国でも5月にサービスを開始。カナダのモントリオール・ケベック大学の協力を得て、メンタルヘルスへの影響を評価する研究も進めている。

バックナンバー

提供
kaiin260 100
kaiin260 100

会員用ログイン

サイト内検索