今週のフランス

見本市・カンファレンス開催、9月1日より解禁

政府は27日に業界関係者を集めた会合を開き、見本市・カンファレンスの開催を許可する方針を明らかにした。9月1日より再開を認める。会場におけるマスク着用を義務化するが、人数制限は設けないことを決めた。数日中に関連政令が公示される。

フランスでは、見本市や国際会議等が、全国200ヵ所の会場において年間4000件近く開催されている。パリ首都圏が最も多く、これにオーベルニュ・ローヌアルプ地域圏(主要都市:リヨン)が続く。国際会議の開催ではパリが昨年にウィーンやマドリードを抑えて世界第1位となり、国別では米国やドイツなどに次ぐ4位だった。業界の雇用数は12万人に上り、年間で345億ユーロの経済効果を国にもたらしている。3-8月の開催禁止に伴う業界の逸失収入は75億ユーロに上るものと試算されている。

9-10月は業界にとって書き入れ時であり、年間の事業の4割近くがこの時期に集中するという。諸外国との競争も激しく、近年ではシンガポールや韓国などが熱心な誘致を展開している。27日の会合に出席したリエステル貿易担当相は、ドイツやイタリアも見本市・カンファレンスを再開しており、フランスとしても再開すべき時が来たと言明した。ただ、SIAL(食品見本市)やメゾン&オブジェ(インテリア見本市)など、2020年の開催を中止したところも多く、開催されるところでも参加者数が減るのは避けられないとみられている。

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