今週のフランス

サノフィ、欧州で1700人を削減へ

仏製薬大手サノフィは26日、欧州で1700人を削減する計画を従業員代表に通知した。29日に計画の詳細を明らかにする。

サノフィの従業員数は、世界で10万人、フランスでは2万5000人に上る。今回の計画は3年間で行われ、1700人のうち、フランスで1000人程度、ドイツでは数百人が削減される。この計画は、2019年12月にハドソンCEOが発表したコスト削減計画(2022年までに20億ユーロを削減)の一環をなす。コスト削減計画は、サノフィが他社と比べて競争力がある分野(ワクチン、血液疾患、希少疾患、がんなど)に研究開発を絞り込むことを柱としており、開発案件数を、現在の300から100程度に減らすことを予定している。この枠で、フランス国内でも、サポート部門と営業部門に加えて、研究関連のプラットフォームで削減が予定される。

サノフィは去る16日に、マクロン大統領の訪問を得た機会に、4億9000万ユーロの投資(200人の雇用創出に相当)を予告したばかりだった。大統領は同じ機会に、感染症関連の研究・臨床試験への支援を目的に2億ユーロの資金を業界に約束しており、そうした中での人員削減計画の発表はマクロン大統領にとっても間の悪い事件となった。サノフィ側は、解雇によらない人員削減を約束しているものの、労組は揃って、長期にわたり人員削減を重ねてきたサノフィが再び人員削減を行うことに反発している。

 

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