今週のフランス

セブ、電動アシスト自転車を開発のAngellに出資

白物家電・調理器大手の仏セブはこのほど、電動アシスト自転車を開発したベンチャー企業Angellに出資した。傘下のベンチャー基金セブ・アライアンスを通じて総額1000万ユーロの増資に加わり、10%株式を取得した。セブは仏国内でAngellの自転車生産を担当する。

Angellは、出会い系サイトMeeticの創設者として知られる著名実業家のマルク・シモンシニ氏が設立したベンチャー企業。今回の増資には、セブのほか、シモンシニ氏とビジネスエンジェル数者が加わった。Angellは同名の「スマートバイク」を開発。デザインはオラ・イトーが手掛けた。価格は2700ユーロと、高級モデルの部類に入る。既に2000台を超える予約注文を得ており、初年となる今年には1万代の販売を見込む。セブは、国内のイスシュルティユ市(ブルゴーニュ地方)にある工場で生産を引き受ける。油をほとんど使わない揚げ物メーカーの製造に従事していた30人程度の工員が生産に当たる。セブは中国事業に強く、部品の調達を有利に進めることができる立場にある。同時に、仏国内生産を貫けるという利点もある。Angellは、販売面でも世界に広く展開するセブの協力を得ることができる。セブとしては、提携を通じて革新的な新事業への多角化を図るという戦略の一環として、今回の出資を決めた。

 

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