今週のフランス

外出制限に伴う予想外の影響

20日は外出制限が導入されてから4日目となる。前例のない事態なだけに、予想外の影響も生じている。

自動車の利用が減り、渋滞も大幅に緩和されたことで、大気の質は改善が期待されたが、パリ首都圏では18日から19日にかけて、大気の質はむしろ低かった。観測機関のAirparifはこれについて、自動車由来の汚染に代わり、他の汚染源が活性化されたと説明。まず、人々が自宅にいることから、朝夕の暖房の利用が増えた。また、好天のため、農業の活動が盛んになり、これも大気汚染に貢献した。さらに、好天で風が弱いのはオゾン汚染の拡大を招く状況であり、ちょうどその気象条件が重なったことがある。Airparifでは、自動車による汚染がこれに重なったら、状況はさらにひどくなっていただろうと説明。今の状況により、それぞれの汚染源がどの程度のインパクトを及ぼしているかを推計するための格好のデータが得られるものと期待されている。

他方、新型肺炎に絡む根拠のない噂が原因で、ペットを捨てる人が増えているという。新型コロナウイルスが、犬や猫などのペットを介して感染するとの噂が出たためで、捨てられた動物たちがシェルターにあふれる状況となっている。動物愛護協会SPAでは、根拠のない噂を信じず、責任ある行動をするよう呼びかけている。

 

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