今週のフランス

ビュザン前保健相、政府の新型肺炎への対応を批判して物議に

18日付のルモンド紙は、ビュザン前保健相のコメントを報道した。保健相はこの中で、新型肺炎の感染拡大の中で統一市町村選挙の投票を決行した政府の対応を批判。このコメントは、与党LREM内部で強い反響を呼び起こしている。

ビュザン氏は2月16日に保健相を辞任し、わいせつ動画流出を受けてパリ市議会選への出馬を取り下げたグリボー候補に代わり、LREM公認候補となった。ビュザン氏は、保健相の引き継ぎ式の時に自らが涙を流したことを振り返り、それは、新型肺炎の感染が広がり、投票ができなくなるのをわかっていながら出馬しなければならないことへの悔し涙だったと説明。ビュザン氏は、1月11日の時点で新型肺炎のリスクについてマクロン大統領に警告し、1月30日にはフィリップ首相に、投票が実施できないリスクがあると通知したが、聞き届けられなかった、とも言明した。

フィリップ首相は17日の時点で、この発言について、通知を受けたのは事実だが、当時は専門家の間でも判断に開きがあったと反論。常に専門家の意見を踏まえて、最善の道を選ぶようにしてきたと釈明した。ビュザン氏の発言について、LREM内部からは、選挙で結果が優れなかったことの責任転嫁だと批判する声が上がっている。

 

 

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