今週のフランス

CNIL、EDFとエンジーに催告:スマートメーターに関するGDPR違反で

仏CNIL(個人情報保護機関)はこのほど、電力スマートメーター「リンキー」を利用したデータ収集に関して、電力小売業者としてEDF(仏電力)とエンジーに改善を求める催告を行った。ユーザーの了解を求める手続き不備があると認定した。

リンキーでは、ユーザーの電力消費の状況をリアルタイムで把握することが可能で、電力消費の状況から、起床時間や就寝時間、家庭の成員数、日常生活の習慣などを推察することも可能になる。EDFとエンジーとも、データを用いてユーザーの電力消費を最適化し、省エネを実現するためのアドバイスを与えるといったサービスを提供しているが、CNILは、30分置きのデータ取得に当たって事前の許可を得る手続きが、GDPR(EU一般データ保護規則)に適合していないと認定。具体的には、「1日単位の電力消費量の表示」と「30分置きの電力消費量の表示」の2項目を、一括して承認・非承認とする形にして承認を求めている点などを挙げて、ユーザーに正確な情報を与えつつ、1つの目的につき1つの許可を得る形で承認を求める旨を定めたGDPRの規定に反しているとの判断を示した。催告を受けた2社は、3ヵ月以内に改善策を提案し、実行しなければならない。

 

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