今週のフランス

エンジー、コシェールCEOの退任決まる

仏エネルギー大手エンジーは6日に開いた取締役会で、コシェールCEOの任期延長を認めない決定を下した。任期は5月14日に終了するが、それより前に後任人事が本格化する見通し。

コシェールCEOの去就を巡ってはこの数ヵ月間、様々な憶測が取り沙汰されていた。6日の取締役会にはCEOも出席、任期延長を得るため説得を試みたが、取締役会は投票者の前回一致で任期延長に反対、続投の目はなくなった。取締役のうち、従業員代表は棄権、24%株主である国の代表は反対投票をしたという。

コシェールCEOは、パリ株式市場CAC40指数の構成企業の中では唯一の女性CEOであり、エンジーの決定にはその意味でも注目が集まっていた。政府は後任を女性にするよう求めているとされるが、取締役会は、後任人事において性別を基準とすることを拒否したという。

後任が決まるまでの暫定的な措置として、バイザン事務局長を臨時CEOとし、アルトマンCFOとアルミラントCOOからなる集団指導体制が敷かれることになった。コシェールCEOがいつまで現職に留まるかは不明だが、27日の業績発表を終えて退任する可能性がある。取締役会は、再生可能エネルギーへの転換の加速をはじめとして、組織と事業の抜本的な見直しを進めるに当たり、適任者を探す必要があると判断したと、続投拒否の理由を説明。このところ、コシェール支持派が指摘していた「エンジー解体」の可能性については、クラマデュー会長をはじめとして取締役会は全面的に否定している。

 

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