今週のフランス

ヒートアイランド現象対策につる植物、新開発の装置が試験導入

ヒートアイランド現象の対策として、つる植物による覆いを都市空間に構築するという手法の実験導入が始まった。パリの国立図書館(ミッテラン図書館)前の広場に設置された。

この施設は、ベンチャー企業アーバン・カノピー(Urban Canopee)が設計。複合材料による大きな木のような形をしており、中心の柱に培地を置いてつる植物を繁殖させる。植物はフレームを徐々に覆いつくし、2年から3年後には木陰ができる。広場には5基が設置され、合計で250平方メートルの木陰が作られるという。1基は300kgで、つる植物が生育して「完成」すると総重量は1トンになる。価格は1基につき1万2000ユーロ弱で、太陽電池パネルを電源とするインテリジェント灌漑システムを備えており、手入れをする必要はほとんどないという。

試験導入は、パリ市が設置したイノベーション機関「パリ&Co」の傘下の「Urban Lab」が、2018年に着手した「パリ左岸都市イノベーション地区」プログラムの下で行われている。同プログラムでは、15件のプロジェクトが選定された。アーバン・カノピーはまた、世界の40都市が集まる気候変動対策の協力グループ「C40Cities」の支援も得ている。

 

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