今週のフランス

仏軍ヘリがマリで衝突事故、13人が死亡

マリに展開中のフランス軍が25日、作戦行動中に事故を起こし、フランス軍兵士13人が死亡する事件が発生した。2013年の展開開始以来で最大の人的被害を被った。

フランス軍は2013年に、イスラム過激派をマリから排除する目的でマリに展開。2014年からはマリを含むサヘル地方を対象に、「バルカーヌ」と呼ばれる作戦行動を続けている。4500人の兵員が配備されている。25日の事故は、夜間にマリ、ニジェール、ブルキナファソの国境地方で行っていたイスラム過激派の掃討作戦時に発生。作戦に参加していたヘリコプター(攻撃ヘリコプターのティーガーと汎用ヘリコプターのクーガー)が衝突。乗っていた合計13人の兵士全員が死亡した。事故の詳細な状況は調査中という。

このところは、マリとブルキナファソの国境地方でイスラム過激派の勢力が拡大。「イスラム国」系の組織とアルカイダ系の組織の両方が活動しており、政府の力が及ばない広大な地方に足場を確保。フランス軍による排除の作戦は手詰まりの状況に陥っている。政府は26日に死亡した兵士に対する哀悼の念を表明した上で、サヘル地方におけるイスラム過激派対策の必要性を強調。軍事力をその手段の一つと位置づけ、今後とも総合的にこの問題に取り組む決意を確認した。

 

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