今週のフランス

RATPとゲットリンクが合弁、仏ローカル線事業に参入へ

報道によると、RATP(パリ交通公団)とゲットリンク(英仏海峡トンネル運営)が合弁会社を設立する。共同で、仏国内のローカル線(TER)事業に参入する。

ローカル線(TER)は、各地域圏が車両を購入・保有し、国鉄SNCFに運営を委託する形で営まれている。鉄道市場自由化に伴い、2023年12月25日以降は競争入札で運営を委託することが義務化される。12月3日から、地域圏が自主的に競争入札を行うことが可能になり、RATPとゲットリンクは合弁を組んで一部事業の獲得を目指す。

報道によれば、合弁への出資率は、RATPが55%、ゲットリンクが45%となる。RATPは自前で、プロバンス・アルプ・コートダジュール地域圏とペイドラロワール地域圏の入札に参加する方針を固めており、合弁では、北部のオードフランス及びグランテストの2地域圏で入札に参加する。成果を見た上で、他の地域圏に進出する可能性も検討する。

入札には、トランスデブやフリックストレイン、そしてSNCF(子会社ケオリスが参入の可能性も)が参加すると見られる。RATPは、鉄道分野での実績を後ろ盾に、ゲットリンクとの協力で企業規模を大きくして、入札を有利に進めることを狙う。オードフランスとグランテストの両地域圏のTER事業は、年商がそれぞれ5億6000万ユーロの規模だが、当面は部分的な自由化となり、一部路線が手始めに競争入札にて委託される見通し。

 

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