今週のフランス

与党LREM夏季集会:フィリップ首相、パリ市議会選に立候補の可能性を否定

与党LREMの夏季集会がボルドーで8日まで開催された。3月の統一市町村選挙に向けて、党の結束を確認する機会になった。表向きは協力体制が強調されたが、不満の声も聞かれた。

最終日の8日にはフィリップ首相が演壇に立った。フィリップ首相はLREMに入党していないが、右派からの合流組という立場で見解を表明。首相は特に、パリ市議会選挙に出馬する可能性を全面的に否定し、LREMの公認候補であるグリボー前政府報道官への支持を表明。パリ市議会選挙では、LREMのグリボー公認候補に対してLREM所属のビラニ下院議員も立候補を表明し、分裂模様となっており、状況の収拾のためにフィリップ首相が自ら立候補するとの観測が取り沙汰されていたが、首相はこれを否定した。ただし、地元であるルアーブル市の市議会選に立候補する可能性については含みを残した発言をしており、年内にこの件でどのような決定を下すかが注目される。

統一市町村選における選挙協力を巡っては、LREMと、協力先の中道政党MODEMの間で軋轢が表面化している。MODEMのバイルー党首は今回の夏季集会の機会に演壇に立ち、市町村選は人とビジョンを巡り争う機会であり、党派的な対応をするべきではない、と言明。LREMが自前の候補擁立を押し付けているとの不快感を垣間見せた。

 

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