今週のフランス

アルティス、オレンジに対する地デジ無料局の配信料請求を断念

通信大手オレンジがアルティス・フランス(競合SFRの親会社)傘下の地デジ無料テレビ局(BFM TVなど3局)のIPTV配信の条件を巡り争っていた件で、アルティス側は配信料有料化を断念することを受け入れた。7日までにひとまず決着した。

オレンジは、アルティスから求められていた配信料の支払いを拒否し、6日から問題の3局の配信を停止していた。アルティスは、キャッチアップTVサービスなど付加価値サービスとセットにして有料化することを求めていたが、オレンジはこれに抵抗し、配信を停止するという手段に出た。配信の裾野が狭まり、視聴者数が減少するリスクを前に、アルティスは結局、要求を取り下げた。とりあえず、無料局の配信本体は無料として配信を継続、付加価値サービスについては、交渉がまとまるまで提供を停止することを取り決めた。

アルティスは、民放大手のTF1やM6が採用している収入増強措置に倣って、IPTVの配信者である通信事業者からの収入拡大を狙っていたが、今回の失敗で足元をすくわれた。アルティスはフリー(通信)とも同じ件で係争関係にあり、フリーは3局の配信を停止しているが、オレンジとの新展開でフリーとも合意に至る可能性がある。

 

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