今週のフランス

隣人訴訟でニワトリ勝訴、朝に鳴いても大丈夫

ニワトリの鳴き声がうるさいとして争われた隣人訴訟で、ロシュフォール地裁は5日、原告の訴えを退ける判決を下した。雄鶏の「モーリス」が朝に鳴き声をあげる権利を確保した。

この裁判では、大西洋岸の観光地として知られるオレロン島内に住むフェソーさんが、飼っているニワトリの鳴き声が騒音公害に当たると、隣人の夫妻に訴えられた。この夫妻は68才の年金生活者で、別荘として隣家を購入した。朝6時30分から8時30分まで、近隣住民の平穏な生活を守るために、ニワトリが鳴かないようにする義務が飼い主にはあると主張したが、裁判所はこの請求を退けた。裁判所はまた、訴訟費用1000ユーロをフェソーさんに弁済するよう、原告に対して命じた。

この訴訟では、田舎独自の生活環境の擁護を求める人々が被告を支援し、モーリスは田舎の象徴としてマスコミに大きく取り上げられた。教会の鐘の音や動物の鳴き声などを問題視する近隣訴訟はこのところ増えているが、被告のフェソーさんは、田舎ではニワトリが鳴いているものだ、として、判決が同じような訴えを受けている人々にとって判例になればよいと思うと述べた。

 

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