今週のフランス

仏貿易収支、1-6月期に健闘

7日発表の税関統計によると、6月の貿易赤字は52億ユーロを記録した。1-6月期の貿易赤字は269億ユーロとなり、赤字額は前年同期比で53億ユーロ縮小した。6月の輸出額は前月比で4.9%減を記録したものの、輸出額は前年同期比では146億ユーロ増を達成し、2011年以来の好調な数字を残した。これにより貿易赤字が縮小した。

世界経済の見通しが悪化する中で、フランスの貿易は比較的に好調を維持している。米国との貿易収支は2018年に黒字に転じ、2019年に入っても同じ傾向が続いた。米国経済が足元では好調で、航空機と製薬を中心として需要が拡大したのが大きい。中国経済も減速が目立つものの、フランスにとって第2の輸出先の地位を維持した。ここでも航空機と、そして高級品の輸出が好調だった。米中貿易摩擦の影響はむしろ、ここまでに限ればフランスに有利に働いているとも考えられる。化学、医薬品、ワイン・スピリッツ、革製品、宝飾品などは景気に左右されにくいという性質があり、こうした製品に強いフランスの輸出産業が抵抗力を示している。英国の欧州連合(EU)離脱も、離脱後の行く末を懸念して英国では在庫を構築する動きがあり、これも今のところはフランスの輸出を支えている。ただ、下半期にかけては懸念材料も多く、INSEEは、通年では外需のGDP成長率貢献度は0.1ポイントのマイナス貢献になると予想している。

 

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