今週のフランス

ノートルダム寺院火災:鉛汚染を懸念する声止まず

ノートルダム寺院火災に伴う鉛汚染の問題で、パリ首都圏の衛生当局は6日に、付近住民の子供を対象にした追加検査の結果を発表した。160人の追加検査が行われ、うち6人が警戒域(血中の鉛の含有量が20-50マイクログラム/リットル)、1人が要通報の最低基準(50マイクログラム)を上回った。当局が6月30人に発表した82人対象の調査では、10人が警戒域、1人が要通報となっており、要通報の1人は、自宅の鉛汚染が原因であることが判明している。追加検査の分も含めて、ノートルダム寺院火災の影響がどの程度であるのかはわかっていない。

ノートルダム寺院の作業員の鉛暴露はより直接的な問題で、労組や環境団体などは、工事現場をシェルターで覆い、除染を徹底するよう要求しているが、市当局と国は実現不可能としてこれに応じない構えを見せている。環境NGOのロバンデボワは、7月末の時点で、当局の対応を不十分として、被疑者不特定で刑事告訴を行った。ノートルダム寺院の付近にあり、夏季もレジャー用に開放されていた学校2ヵ所は用心のため閉鎖された。中断されていた寺院内での工事は、しかるべき措置を尽くした上で翌週には再開されると当局は予告している。

 

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