今週のフランス

アングレームで先史時代の動物絵画が出土

アングレーム市内の発掘現場から、動物の写実的な描線が刻まれた石片が出土した。1万2000年前のものと見られている。5日に公開された。

発掘現場はアングレーム駅近くの再開発地区で、規定により行われた考古学調査の際に発見された。この調査からは、8000年から1万2000年前の期間の石器(矢じりなど)が多数、出土している。問題の石片は18×23cm程度の平らな砂岩で、汚れを落としたところ、表面に刻まれた描線が見つかった。馬や鹿類、さらにオーロックスと推定される動物を象った描線が、同じ表面に重ねて描かれていた。

1万2000年前は旧石器時代の終わり頃に当たる。よく知られている洞窟壁画は最古のもので4万年前とはるかに古く、旧石器時代の終わりころには、写実的な動物の絵画は廃れて、幾何学的なモチーフが主流になったと考えられていた。石片の動物絵画はブルターニュ地方プルガステルで発見されたものがあるが、これは今回発見されたものより2000年古く、今回の発見は、動物絵画の実践がより長く続いていたことを示唆している。

 

バックナンバー

kaiin260 100

会員用ログイン

サイト内検索