今週のフランス

ペクレス氏、共和党から離党

イルドフランス地域圏(パリ首都圏)のペクレス議長が5日、保守野党の共和党から離党すると発表した。国営テレビ局フランス2とのインタビューに応じて明らかにした。

共和党は先の欧州議会選挙で惨敗。ボキエ党首が辞任を受けて混乱が続いている。ボキエ党首は保守色を強く打ち出していたが、ペクレス氏は中道寄りの立ち位置で、以前から対立が目立っていた。ペクレス氏は欧州議会選挙の直後から、ボキエ党首に辞任を要求。党首をその1週間後に辞任に追い込むことに成功したわけだが、党内の保守派との勢力争いに勝利するめどは立たず、結局、離党することを決意した。ペクレス氏は、「党内の組織に留まらず、思想の点でも締め付けが厳しい」とし、「再生には床から天井までを改築しなければならず、電気ショックが必要だが、党はそれを望んでいない」と述べて、「右派の改革には外から取り組む以外にない」と辞任の理由を説明した。

報道によれば、共和党は10月に後任党首を選出する方向で準備を進めている。中道寄りの層が離脱してゆけば、党の求心力はある意味、より強くなる可能性はあるが、支持層も縮小してゆくことになり、党の存在意義が問われることにもなりかねない。

 

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