今週のフランス

仏国鉄SNCF、4労組が抗議行動

仏国鉄SNCFの4労組が揃って4日に抗議行動を行う。鉄道自由化を前に社内の改革が急ピッチで進められ、就労環境が悪化していると主張し、パリ市内でデモを行う。オードフランスとサントル・バルドロワール地域圏ではローカル線にダイヤの乱れが生じる見通し。

抗議行動には、SNCFで代表権を有するすべての労組(CGT、UNSA、SUDライユ、CFDT)が参加。日頃は足並みの乱れが目立つ4労組の間で大同団結が実現した。鉄道自由化に向けた改革法に基づいて、SNCFでは、来年1月1日から公務員身分による職員の採用が停止されることになっており、また、自由化を前にした競争力強化の一環で、一部のポストの削減が進められている。例えば、乗車券販売窓口の職員は、地方を中心に大幅な配置転換の対象となっている。労組SUDライユは、就労環境を肯定的に捉えている職員の割合が、SNCFモビリテ(旅客輸送部門)では33%に過ぎず、フランスの給与所得者全体の46%と比べて著しく低下していると主張。また、年頭以来の職員の自殺数は20人程度に上っているとも主張している。経営側は、就業に絡んでの自殺(労災認定がなされたケース)は大きく増えていないと指摘した上で、メンタルケアには力を入れていると反論している。

 

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