今週のフランス

ニューカレドニア地方選挙:フランス帰属派が過半数を維持

ニューカレドニア地方選挙の投開票が12日に行われた。帰属派が合計で過半数を維持した。

ニューカレドニア地方選挙は、南部、北部、そしてロワイヨテ諸島の3つの議会について行われ、それぞれの議会から全島議会の議員が選出される形となる。全島議会は54議席からなるが、フランス帰属派が合計で28議席を確保、独立派は合計で26議席となった。

ニューカレドニアでは、1998年のヌメア合意の下で長い時間をかけて島の安定化が図られた。その枠で去る11月に行われた島民投票では、独立賛成が43.3%に留まり、帰属の方針がひとまず確認された。今回の選挙を経て発足する政府の下で、ヌメア合意の最後の仕上げが行われる。その一環として、議員の発議により再度の島民投票が組織されることになっている。

人口が多く、帰属派の力が強い南部では帰属派が多数派を、独立派の力が強い北部とロワイヨテ諸島では独立派が過半数を維持した。全島議会では、帰属派のうち、穏健派に分類される「みんなのカレドニア」が8議席減の7議席に後退、右派の「未来への信頼」は5議席増の18議席を獲得した。帰属派の新党「オセアニアの目覚め」は3議席を初めて獲得した。全体として、穏健派の勢力が弱まり、これまでより帰属派と独立派の間の対決が強まる格好になった。他方、独立派の3党は合計で2議席の増加を記録した。力関係が変わり、また、帰属派と独立派の差が縮まったこともあって、自治政府の発足に向けた交渉には困難が生じる可能性も残る。

 

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