今週のフランス

欧州議会選:与党LREMが綱領を公表

与党LREMは8日、欧州議会選挙に向けた政策綱領を公表した。極右RNを相手に苦戦が目立つ中で、巻き返しを図る。

綱領は環境政策を最優先課題に設定。2024年までに1000億ユーロをエコロジー移行のために投資する方針を盛り込んだ。クリーンエネルギーと運輸部門のクリーン化、断熱リフォームの推進、転換を迫られる部門の雇用転換の支援に投資を行う。また、貯蓄資金がグリーン経済成長に投資されるようにすることを目的とした「気候銀行」の設立、輸入製品を対象とした炭素課税の導入などの措置も盛り込んだ。このほかの項目では、域内で公正な社会と税制の実現を目指し、低賃金を利用した競争行為を制限し、所得を保障する制度の導入を掲げたほか、移民問題では、域外との国境警備を強化し、同時に難民の受け入れを改善する方針を示した。

LREMを率いるマクロン大統領は9日、ルーマニアで開かれたEU首脳会議の記者会見の際に、極右RNの欧州議会選における主張を厳しく批判。選挙戦に肩入れする姿勢を鮮明に打ち出した。これに対してRNのマリーヌ・ルペン党首は、選挙戦に肩入れするなら、敗北の場合に辞任するのが筋だ、と応酬している。

 

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