今週のフランス

RATP、電動バス調達で仏企業3社を選定

RATP(パリ交通公団)は9日、電動バスの入札で、フランス企業3社を選定したと発表した。アルストム、ボロレ、ウリエーズ・バス(伊米CNH傘下)の3社を選定した。最大800台を3社に均等に発注する。第1弾として、合計150台の確定発注の契約を近く締結する。この分は2020-22年の引き渡しを予定する。

今回の入札は、電動バス発注としては欧州で最大の規模となった。RATPは現在、4700台のバスを運行しているが、うちクリーンカーは4分の1弱(ハイブリッドが950台、天然ガス車が140台、電動が83台)に過ぎず、2025年までにすべてをクリーンカーにするという野心的な計画を立てている。パリ首都圏の公共交通機関を統括するイルドフランス・モビリテの全面的な費用負担により、今回の入札が実現した。

入札は2018年初頭に始まり、最大で1000台を、費用上限を4億ユーロとして調達することになっていた。入札には、価格競争力で勝る中国勢(BYD、Yutong)も参加したが、価格以外の基準を設定することにより、フランス勢のみを選定した格好になった。その影響か、調達台数は最大800台に引き下げられた。3社のうち、例えばアルストムは、電動バス「アプティス」を供給するが、同モデルは先月にストラスブール市交通機関から12台を受注したのみと実績に乏しく、今回の契約が弾みとなる。

 

バックナンバー

kaiin260 100

会員用ログイン

サイト内検索