今週のフランス

ベナラ事件:新たな予備捜査が開始、大統領府のストルゾダ官房長も対象に

ベナラ事件で新展開があった。パリ地検が8日、ベナラ容疑者らを対象にした新たな2件の予備捜査を開始したと発表した。

このうち一つは、ベナラ容疑者が、大統領府職員として義務付けられている所定の申告を行わなかった疑いに関するもので、本人のみが対象となっている。もう一つは、先に上院調査委員会が検察当局に行った通知に基づくもので、調査委における偽証の疑いが対象となる。ベナラ容疑者のほか、ベナラ容疑者と共に事件の発端になったデモ隊への暴力事件に加わったクラーズ容疑者、そして、大統領府のストルゾダ官房長も予備捜査の対象となっている。ベナラ容疑者は、上院調査委での聴聞の際に、外交官パスポートの不正使用、武器携行許可取得の際の条件、ロシア人実業家との契約交渉への関与などの点で、偽証をした疑いがあると上院調査委は指摘しており、ストルゾダ官房長については、ベナラ容疑者の大統領府における役割について、正しく証言していなかった疑いを指摘している。

ストルゾダ官房長とコレール大統領府長官は、ベナラ容疑者による外交官パスポートの不正利用疑惑に絡んで、10日に捜査当局による事情聴取を受けることになっている。大統領府の関係者に対する責任追及の行方にも注目が集まっている。

 

バックナンバー

kaiin260 100

会員用ログイン

サイト内検索