食品・化学・薬品・化粧品:中沢 浩一/フーデックス

2020年度の日本食市場について。

 

当地における2020年の日本食市場に関して私見を述べさせて頂きます。

 

日本食市場は美味しさに加え、健康的なイメージもあり、ここ数年順調に拡大してきました。
日本食市場の規模がわかる正確な資料はないと思われます。
日本食レストラン数はパリ市内に800店舗、フランス全土で4,000店舗
あるとも言われています。
2年に一回農林水産省、JETROから発表される日本食レストラン数が唯一公式な資料と言ってもいいかもしれません。
因みに2019年度の統計資料が2020年に発表されると思いますが、日本人の料理人の方がいらっしゃるレストランは300店舗程度と推察されます。

 

2020年も過去数年のようにレストラン数も含め2割程度の伸びは鈍化すると思われますが、今後も引き続き拡大すると思われます。

お寿司はフランス人にも定着したと言っていいと思います。
スーパーの中で寿司を作り、販売するキオスクという寿司スタンドを見ることは珍しくなくなりました。
宅配ではピザに次いで注文が多いのは寿司だそうです。

 

ラーメンもブームです。
日本から有名店がいくつも進出されていますし、Kodawariのようなフランス人経営で行列が絶えないお店もあります。

 

居酒屋も増加中で、お好み焼き、たこ焼きなども人気が出てきております。

 

日本食市場の拡大に連れ日本企業の現地生産の動きも活発化しております。
フランス国内では、かつお節、ラーメンの麺の生産が開始されており、欧州では醤油、お酢、餃子、マヨネーズ、等の生産も行われております。

 

2019年に日本とEUで締結されたEPA も中長期的には日本食材の価格引き下げにプラスとなるはずです。

 

日本食材に興味を持っているフランス人シェフも増えています。
醤油、みそ、ワサビ、山椒等の調味料は皆さん当たり前のように使っています。
日本料理とフレンチの組み合わせともいえるフュージョンレストランも増加しています。

 

若者を中心に日本的スナックとして、これまでの枝豆に加え、餃子、たこ焼き、お好み焼き等をアペリティフにする人たちも増加しています。

2018年のジャポニスム、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックと、日本を訪問し、本場の日本食料理に接するフランス人も大幅に増加しています。

 

このように日本食材市場を取り巻く環境は追い風で2020年度も拡大すると考えます。

なお、本件はあくまでも私見であり、会社などの見解ではない旨をご了解頂ければ幸いです。

 

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