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観光・運輸・レジャー業界:眞弓 彰久/日本航空株式会社

平成31年、平成最後の新年、明けましておめでとうございます。

昨年は暴動やテロ等のネガティブなニュースで暮れましたが、今年は平和で穏やかな年になって欲しいと思います。

 

過日のJNTO発表によりますと、2018年11月までの日本人出国者数は前年比5%増の17百万人強、訪日外国人数は夏以降の災害影響があったものの、史上初めて30百万人を突破したということです。 2003年のビジット・ジャパン・キャンペーン開始時に5.2百万人だった訪日旅客数は、2013年に10百万人、2016年に20百万人を突破しており、驚異的な伸びを続けています。

日仏間に限って至近の状況を振り返ってみますと、日本発フランス行き旅客数は2015年の同時多発テロの発生を受け、2016年に半減したともいわれています。2017年は年明けから回復基調となり、2018年はJaponismes2018関連の動きにも押され、フランスを訪れていた日本人の数の多さは街中で日本語を耳にする頻度からも実感できたことでした。

一方で2003年には8.5万人だったフランス人の訪日旅客数は2010年には15万人を突破します。翌年、東日本大震災の影響で一旦10万人を割りつつも、2015年には21万人強、2018年には30万人を超えると思われます。

 

そうした状況で迎えた2019年。

今上天皇陛下の退位、新天皇陛下の即位は2019年の大きなイベントのひとつですね。

そこで、個人的に業界関連で気になるイベントをざっと抜き出してみました。

 

2月迄 Japonismes2018

2月  日欧EPA発効

3月末 BREXIT

5月  新天皇即位、元号変更、10連休

5月  欧州議会選挙

6月  G20(大阪)

6月  FIFA 女子ワールドカップ(仏各地)~7月7日

6月  パリ航空ショー(Le Bourget)

8月  G7(ビアリッツ)

9月  ラグビーワールドカップ日本大会 ~11月2日

10月  即位の礼(22日)

 

2020年の東京オリンピック/東京パラリンピックの陰に隠れている感もありますが、2019年もイベントが続きます。10連休も先日決定を見たようです。休日増は確実に旅行需要の創出につながりますし、まとまった長いお休みはヨーロッパにも出かけやすくなります。

フランス発の訪日旅客数についても、各種イベントによって向上された日本のプレゼンスは旺盛な旅行需要のきっかけとしても期待されます。Gilets Jaunes運動に伴う暴力沙汰や欧州議会選挙前後の動向含む政治的不透明さは今後の懸念材料として見ておかざるを得ません。

 

物流に目を転じますと日欧間の航空貨物の足下状況は、日本発は自動車部品出荷増等により好調、欧州発についても前年度は下回るものの同じく好調に推移しています。2019年については、日欧EPAの発効に伴う更なる活性化に期待が持てる一方、先のOECD見通しでも示された世界的な景況感の下げ基調をリスクとして認識しておく必要があります。

 

上記の通り、航空旅客、航空貨物は日本発・欧州発ともにリスク要素を抱えつつも基本的には堅調に推移すると思われます。

 

世界で長年続いてきた前提条件ともいうべき各種環境が変わり始め、2019年はこれらの方向性が定まっていく年であるように感じています。いずれにせよ冒頭に記したとおり、平和で、会員皆様にとって有益な年になることを願ってやみません。

 

最後に少しだけ弊社関連情報です。

弊社の新機材、欧州製のエアバスA350-900も今年半ば、国内線にデビュー予定です。

 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。