観光・運輸・レジャー業界:辻 功/ANAパリ支店
皆様、明けましておめでとうございます。
昨年夏にはパリオリンピック・パラリンピックが開催され、期間中大きな混乱もなく大成功に終わりました。この時期にフランス駐在をしていた私たちにとっては非常に幸運なめぐりあわせとなりました、弊社も多くの選手団、大会関係者、応援団などの輸送に携わり、
貴重な経験をさせて頂きました。あらためて皆様に御礼申し上げます。
さて航空業界の現状です。
パンデミックが終息してからほぼ2年が経過し、私たち航空業界もほぼ2019年の
新型コロナ流行前の実績に戻りつつあります。
特にVisit Japan Market即ち訪日外国人においては、既にコロナ前の数値を30%以上
上回っており、昨年2024年は10月で既に、1964年の統計開始以来過去最速で3000万人
を突破しました。
フランスからの訪日旅行者数も、1月から10月までの累計で前年同期比41.5%、
2019年同期比でも14.2%増となっております。
日本の文化・自然・食事など素晴らしい魅力を発信しながら円安の追い風もあり今後も
ますます訪日ビジネスは伸びていく事を確信しております。
一方、日本からの海外旅行需要は、まだパンデミック前の6割程度しか回復しておりません。リモートワークの定着、内向き志向、長く続く円安など様々な理由が考えられますが、
徐々にでも日本発海外行きの需要も回復していくことを願ってやみません。
2025年も在仏日本商工会議所会員企業の皆様並びにご家族のご健康とご多幸を心より
願っております。本年も引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。