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第十六回:イボのお話

イボのお話

 

今回はイボについてお話しいたします。

 

 「イボ」は非常にありふれた皮膚病で、医学用語では「尋常性ゆうぜい」と言います。「魚の目」や「たこ」と異なり、体中のどこにでも生じ得ます。原因は「ヒトパピローマウイルス」というウイルスですので、イボは感染症の一種ともいえます。ヒトパピローマウイルスには確認されているもので100種類以上あり、性器にできるコンジローマや子宮頸がんの原因になるタイプもあります。また「イボ」はポックスウイルスによって生じる「水イボ」とは異なります。また年齢とともに増えるイボ(老人性ゆうぜい)はウイルス性ではなく、うつりません(ただし、尋常性ゆうぜいと治療法は同じです)。

 

 イボは顔を含めてどこにできてもおかしくありませんが、だいたいできやすい場所は手と足(とくに足の裏)です。足の裏にできた場合は、体重がかかるせいか、盛り上がらずに、魚の目のように硬いしこりとなることが多いです。また、顎などにできた場合は、重力のせいか、ツララのように伸びていくこともあります。感染症ですので、人から人へ伝染していくこともありますし、1つしかなかったイボが体のあちこちに広がることもあります。何歳でなっても不思議ではありませんが、50歳以上では稀で、どちらかというと子供に多いようです。

 

 イボは命に関わることはありません。ただし、「水イボ」と異なり、自然治癒することは稀です。放置すると増えることもありますので、数が少ないうちに治療したほうがよいでしょう。治療法としては液体窒素で凍らせるというのが主流です。この治療法は若干痛みがあるので、子供は嫌がることが多いです。その他本当に色々な治療法があり、モノクロロ酢酸など「酸」を塗る方法、5-FUという抗がん剤の1種を塗る方法を試みることもあります。はと麦も「ヨクイニン」という成分が効果的とする「噂」もありますが、それを抽出した漢方薬ですら、決定的な効果は期待できません。アメリカではカンタリジンという「昆虫エキス」を使って治療しているのを見たこともあります。また、日本では「イボ取り神社・地蔵」なるものがあってお参りするとイボがとれるという言い伝えもあります。それだけ、イボは昔から非常にありふれていながら、なかなか治らない病気として知られていたのでしょう。 

 

皆様 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

三村 佳弘 先生

三村 佳弘
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