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第二十回:帯状疱疹のお話

帯状疱疹のお話

今回は帯状疱疹(帯状疱疹ヘルペス)についてお話しさせていただきます。

この帯状疱疹という病名は、よく耳にすることがあると思います。ヘルペスウイルスの一種である「水痘帯状疱疹ウイルス」によって起こります。ヘルペスウイルスであっても、口唇ヘルペスとは異なるウイルスです。このウイルスに初めて感染して発症するのが水痘、いわゆる「水ぼうそう」です。水ぼうそうにかかった後、このウイルスが神経や神経節などに潜み、そこで休眠状態となって存続します。ウイルスは二度と症状を引き起こさないこともありますが、何年も経ってから再び悪さをするのが帯状疱疹なのです。従って、水ぼうそうにかかったことのない人は、帯状疱疹の患者さんからのウイルスをもらってしまう可能性があります。この場合、うつされた人は帯状疱疹ではなく水ぼうそうを発症します。水ぼうそうになった後、潜んでいるウイルスが再び活動し始める原因は不明ですが、心身疲労、ストレス、老化、他の病気にかかったときなど、体の免疫が低下したときに発症しやすいです。どの年齢にも起こりますが、50歳以上によくみられます。再び活動したウイルスは神経を伝わって皮膚へ戻り、痛みのある水ぼうそうに似た水疱を生じます。水ぼうそうは全身に水疱を生じますが、帯状疱疹の場合、水疱はほとんど必ず感染した神 経が分布する体の片側の皮膚に限って帯状に発生します。そして、その感染した神経が支配する皮膚領域には痛みが生じるという特徴があります。この痛みは、数カ月から数年にわたってしつこく 続くこともありますが、なぜ痛みが続くのかはよくわかっていません。痛みは、絶え間なく続く場 合もあれば間が空くこともあり、夜間に悪化したり、暑さや寒さでひどくなったりすることもあります。痛みで他のことが手につかなくなる場合もあります。

 

帯状疱疹の治療は、主に原因となるウイルスに対する抗ウイルス薬の内服、痛みに対しては主に鎮痛剤の投与を行います。帯状疱疹が重症になると、髄膜炎、顔面神経麻痺、めまい、難聴、排尿障害、角膜炎などの合併症を引き起こす恐れがあります。まれに皮膚に瘢痕が大きく残ることもあります。また、早期に十分に帯 状疱疹の治療が行われないと帯状疱疹後神経痛を発症しやすくなります。これらの合併症を引き起こさないためにも、抗ヘルペスウイルス薬の早期投与、急性期 の痛みの除去が必要です。帯状疱疹は一度かかると再発するのは5%以下と言われています。痛みに関しては、1〜3カ月で治まることが多いのですが、10〜20%のケースで1年以上続きます。慢性期に移行した疼痛に対しては通常の痛み止めが効きにくく、抗うつ剤、抗てんかん薬や麻酔ブロックなどが用いたりします。

 

帯状疱疹は体が弱っている時に起こりますので、皆様もくれぐれもご無理なさらないようにお願いいたします。

三村 佳弘 先生

三村 佳弘
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