今週のフランス

大統領府のエムリアン特別顧問、退任決める

大統領府のイスマエル・エムリアン特別顧問が退任することが決まった。週刊誌ルポワンが11日に報道した。

エムリアン氏は31才。社会党の旧ストロスカーン派に近く、広告会社アバスなどに勤務経験がある。マクロン大統領とは、大統領がオランド大統領の下で顧問を務めていた頃からの旧知の間柄で、マクロン大統領が経済相に就任した(2014年)時には官房スタッフに加わった。大統領選挙キャンペーンにも最初から参加して大統領を支えた。就任後は特別顧問に就任。コレール大統領府長官とエムリアン氏の2人はマクロン大統領の側近中の側近として政権の屋台骨を支えてきた。スピンドグター的な立ち位置の重要人物が大統領の元を去ることになる。

エムリアン氏はしばらく前から退任の噂があった。同氏はやはり大統領府を去るダビッド・アミエル経済顧問(26)と共に、進歩派の理念を掲げる著作を刊行する計画で、これを理由に退任を決めた。大統領周辺は、著作刊行などの個人的な見解表明を大統領スタッフに禁じた大統領の方針に沿ったものであり、円満退任だと強調している。著作は5月の欧州議会選挙前に刊行され、エムリアン氏らは4月初頭までには退任する。エムリアン氏は、暴力問題で解任されたアレクサンドル・ベナラ氏と交流があり、退任の背景に事件の影を見る向きもある。

 

 

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