今週のフランス

仏外務省、在イタリア仏大使を召還

仏外務省は7日、在イタリア仏大使を協議のため召還すると発表した。イタリア閣僚がマクロン政権への批判を繰り返していることを重く見て、抗議の念を示す目的で召還した。外務省は、「第二次大戦の終了以来で前例のない重大な状況」だと現状を問題視。大使召還が欧州連合(EU)加盟国間でなされるのはこれが初めてという。

イタリアで左右のポピュリズム政党による連立政権が発足して以来、フランスとの関係は緊張含みで推移している。マクロン仏大統領が、反欧州勢力の防波堤を自任し、ポピュリズム勢力への対決姿勢を強めていることもあって、イタリア連立の両党のリーダーもマクロン大統領を格好の攻撃目標としている。極右「同盟」を率いるサルビーニ内相(副首相)は、不法移民への対応を巡りフランス政府の批判を繰り返してきたが、今回の大使召還の直接の引き金となったのは、「五つ星運動(M5S)」を率いるディマイオ労相(副首相)の行動で、労相はフランスを訪問して「黄色蛍光ベスト」のリーダーの一人と会談し、「黄色蛍光ベスト」への支援の念を表明していた。フランス政府はこれに強く反発している。

 

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