今週のフランス

ソシエテジェネラル、モバイルマネー「YUP」をアフリカで展開

仏大手銀行ソシエテジェネラルは、アフリカ諸国における個人顧客への浸透の切り札として、モバイルマネー・サービスの「YUP」に期待している。

アフリカでは、通信事業者が提供するモバイルマネーのサービスが大きく成長を遂げている。仏通信大手オレンジが提供するオレンジ・マネーが代表格で、このほかに数ブランドが展開している。小売店など提携先で、現金をモバイルマネーとしてチャージし、これで各種の支払いや送金を行ったり、必要に応じて現金を引き出すという形で用いられている。銀行普及率が低い国々で、銀行口座の代用として普及が進んでいる。

ソシエテジェネラルのYUPは遅れて2017年末にサービスを開始した。1年間で、セネガルでは13万人の顧客を獲得したが、これはオレンジの190万人に比べてまだ少ない。セネガル以外では、ブルキナファソ、コートジボワール、カメルーンでサービスを提供しており、セネガルを含めて合計で30万人の顧客を数える。同行は、2020年までに100万人の達成を目指している。

ソシエテジェネラルはアフリカのフランス語圏諸国に以前から進出しており、19ヵ国に370万の顧客を数える。法人顧客が中心で、個人顧客は銀行加入率が低い(西部アフリカ諸国で20%未満)こともあり、浸透が遅れている。YUPは顧客獲得の手段になるが、後発組としての参入になり、市場に食い込むために、提携先店舗へのサービス(先進的な決済端末の提供など)強化に取り組んでいる。(「日刊メディアダイジェスト」12月3日より転載)

 

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