今週のフランス

RNのマリーヌ・ルペン党首、サルビーニ伊内相と会談:欧州議会選で共闘

イタリアのローマで8日、極右政党「同盟」を率いるサルビーニ内相が仏極右政党RN(旧FN)のマリーヌ・ルペン党首を迎えて会談した。2019年5月の欧州議会選挙に向けた協力について協議した。

会談は同盟系の労組UGLの本部内で行われた。両者はこの機会に、「自由戦線」の名称の下で、欧州議会選挙で共闘する方針を協議。向こう30年の欧州を決する共同の政策綱領を準備し、可能なら候補者リストの共同化を図るとの方針を打ち出した。

両者は、欧州の「進歩派」を率いるマクロン仏大統領を共通の敵と見定め、欧州の敵は、ブリュッセルのバンカーの中に立てこもっている欧州委員会のユンケル委員長であり、モスコビシ委員(経済担当)であるなどとして気炎を上げた。自らは、主権国家たる加盟国が作る欧州、移民に対する許容度ゼロの、外的から市民を守る欧州を建設するなどとし、欧州議会選挙で多数派を擁立し、有権者の手で官僚たちを追い出す、と予告した。

サルビーニ内相は先に、ミラノにハンガリーのオルバン首相を迎えて会談しており、各国の反欧州派の糾合を見据えた動きを続けている。各国でポピュリズム勢力が台頭する中で、欧州議会選挙ではどの程度、反欧州の勢力が支持を伸ばすか、また、反欧州勢力が大同団結を組むに至るのかが注目される。(「日刊メディアダイジェスト」10月9日より転載)

 

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