今週のフランス

新たな高速道路整備計画が承認に

運輸省は去る2日、高速道路整備計画を承認した。コンセッション契約先の民間企業が7億ユーロ相当の工事を行うことを許可した。政府はその見返りとして、高速道路料金を路線により0.1-0.4%引き上げることを受け入れた。

政府は2015年に32億ユーロ規模の整備計画を承認したが、この時はコンセッション期間を延長するという見返りを与えていた。この時は、民間業者に過大な利益を与えるものだとの批判の声が上がっており、政府は今回は、期間延長には応じずに、新たなスキームでの整備計画を承認した。具体的には、地元自治体との共同出資の整備計画とし、インターチェンジの建設や、環境改善工事などが行われる。契約については行政最高裁(コンセイユデタ)が今秋に審査を行い、最終的に承認される。

コンセッション契約先の民間4社が作る連合組織ASFAは、これに続いて、地方都市周辺のバイパス道路建設などを柱とする新たな整備計画の承認を国に対して働きかけている。新たに国有区間の一部をコンセッション対象に切り替える形で民間企業が整備を推進し、その見返りにコンセッション期間を延長するというスキームを提示しているが、前述の経緯もあり、国がこれに応じるかどうかはわからない。その一方で、全国の国有区間は状態の劣化が目立ち、保守費用の確保の道筋をつけるのが課題となっている。

 

 

バックナンバー

Prev Next
kaiin260 100

会員用ログイン

サイト内検索