今週のフランス

盗撮禁止条項が可決成立

国会は8月1日、性的暴力等対策法案を最終的に可決した。この法案には、盗撮等の行為を犯罪と規定する新条項が盛り込まれている。具体的には、「衣服や閉鎖的な場所により隠された身体の部分をあらゆる方法により察知しようとする行為」が禁止対象となり、違反の場合は禁固1年と罰金1万5000ユーロの処罰の対象となる。スマホ等によるスカート内盗撮や、トイレの隠し撮り等の行為が処罰の対象となる。量刑を重くすべき要因(被害者が身障者、未成年者、妊婦の場合、公共交通機関内での犯行の場合)がある場合には、最高刑が禁固2年、罰金3万ユーロまで引き上げられる。

従来、この種の行為は案件により関連する罪状にて訴追されてきたが、刑法上に新たな規定を設けることで、訴追がより容易になるという効果が期待できる。また、被害者による提訴がなくても立件が可能になる。法令の改正には、犯罪の抑止を狙うと共に、被害者に対する意識の向上を呼び掛けるという狙いも込められている。(「日刊メディアダイジェスト」8月3日より転載)

 

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