今週のフランス

仏政府、先進的医薬品の開発誘致に意欲

仏政府は10日、健康産業戦略評議会(CSIS)を招集した。フィリップ首相はこの機会に、医薬品・医療機器業界の振興策を公表した。

首相は、技術革新力のある製品の開発をフランスに誘致することを目標として、一連の対策を導入すると予告。具体的には、臨床試験の開始許可と新薬の販売承認が得られるまでの所要期間を短縮すると約束。いずれについても、180日間を目安にする方針を示した。現状比だと、新薬の販売承認については5ヵ月程度の短縮となる。首相はまた、暫定承認制度ATUの対象範囲を拡大すると予告。特に免疫治療についてATUを利用した試験的な販売を可能にする考えを示した。

この機会を利用して、BPIフランス(公的投資銀行)と仏製薬大手サノフィは、医療イノベーション向けのベンチャー基金の設立を発表。政府はまた、企業向けに医療関連データへのアクセスを改善すると約束した。このほか、ノバルティスは、CAR-T(キメラ抗原受容体)がん治療薬の欧州製造拠点を仏エソンヌ県内に置くことを決め、Cell4Cure(仏LFB傘下)と契約を結んだと発表した。

 

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