今週のフランス

経営者団体MEDEF、新会長にルードベジュー副会長を選出

経営者団体MEDEFは3日に総会を開き、次期会長の選出投票を行った。ジョフロワ・ルードベジュー現副会長がUIMM(工業部門経営者団体)のアレクサンドル・ソボ前会長を下し、次期会長に選出された。

投票は両者の一騎打ちとなったが、ルードベジュー副会長は284票を獲得し、ソボ候補の224票にかなりの差をつけて選出された。ソボ候補の母体であるUIMMは、MEDEFの最大の構成団体であり、ソボ候補はUIMM以外にも、土木建設部門の経営者団体など多くの主要構成団体から支持を取り付けていた。投票結果はかなり接戦になると予想されていたが、蓋を開けてみると予想外の差がついた。これは、主要産別団体において統率と影響力が緩んでいることを示しているとも考えられる。

新会長就任を決めたルードベジュー副会長は56才。ビジネススクールのESSECを卒業、化粧品大手ロレアルに勤務後、電気通信分野で活躍し、ヴァージン・モバイル(MVNO)の社長等を務めた。現在は高級オリーブ油のオリビエ&Co社を経営している。MEDEF幹部としての経験は長く、2013年の会長選ではガタズ現会長と投票を争い、落選したが、今回、会長就任の悲願を果たした。ルードベジュー新会長は、予備選を争ったパトリック・マルタン氏(オーベルニュ・ローヌアルプ地方支部長)を副会長に起用、ソボ候補には常任顧問の就任を要請し、組織内の結束を固める姿勢を示したが、今回の選挙では各陣営間の激しい争いも目立ち、新会長にとって求心力確保は困難な課題となる。

 

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