今週のフランス

社会保障会計の収支、2018年にほぼ均衡へ

社会保障会計委員会は5日に開いた会合で、社会保障会計の収支予測を修正した。2018年の赤字額は3億ユーロまで縮小し、ほぼ収支均衡を達成できる見通しとなった。前年の51億ユーロの赤字から赤字は大幅に縮小する。

会計別では、健康保険の赤字額が5億ユーロに縮小する見込みで、これが全体の収支改善の原動力となる。健康保険の赤字額は前年には49億ユーロに上っていたが、2018年には1999年以来で最低の水準まで低下する。支出増の抑制目標(2.3%増以内に抑制)が達成できる見通しであるのに加えて、保険料収入の増加が収支改善に貢献する。雇用情勢の改善に伴う現金給与総額の増大(民間部門で3.9%増の見込み)に加えて、CSG(社会保障会計の財源となる目的税)増税も収入増に貢献する。他の項目は、年金が13億ユーロの黒字、家族手当公庫が8億ユーロの黒字、労災保険が8億ユーロの黒字となる見込みで、FSV(年金生活者の生活保障を負担する公庫)の赤字も28億ユーロとわずかに減少する。

社会保障会計の赤字は全体で3億ユーロ程度まで縮小する見込みだが、まだ財源措置が固まっていない給与税税額控除制度の影響をそのまま社会保障会計が負担すると仮定した場合には、赤字額は9億ユーロ程度に拡大するという。

 

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