今週のフランス

仏サンゴバン、スイスのシーカ買収に関する係争で合意

仏建材大手のサンゴバンは511日、スイスのシーカ(建設部門向けスペシャリティケミカル)の買収に関して合意に達したと発表した。サンゴバンは201412月、シーカの創業家からシーカ株(資本の16%超だが、議決権は52%超)を買い取り、シーカの経営を掌握する計画を発表したが、同社経営陣及び少数株主の強い反対を受け、係争に発展していた。サンゴバンはこのたび、創業家の持株を32億スイスフランで買収したうえで、その一部をシーカに208000万ユーロで譲渡し、最終的にシーカ株式の10.75%を確保することで合意した。サンゴバンはシーカの筆頭株主となるが、取締役会に役員を派遣する権利は持たない。またサンゴバンはシーカへの出資率を4年間は引き上げないこと、シーカ株を2年間は売却せず、その後に売却を決めた場合にはシーカに優先的に売却することなどを約束した。サンゴバンはシーカ買収という当初の計画を断念したことになるが、合意成立により3年間の係争に比較的有利な条件で終止符を打つことに成功した。(「日刊メディアダイジェスト」514日より転載)

 

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