今週のフランス

Sea Proven、海洋観測用の無人船舶を開発スで物議に

仏Sea Provenは、海洋観測用の無人船舶「Sphyrna」を開発した。6月にも販売開始を予定する。

Sea Provenは2014年にジャンピエール・ガルニエ氏が設立。海難救助・監視用の無人インフレータブルボート2種をパートナーらと開発し、販売を開始した実績がある。3種目となる「Sphyrna」は50万ユーロの投資を経て4年越しの研究開発により実現。全長16.5メートル、非対称の多胴船で、電動モーターを備えており、数ヵ月間に渡り自律的又は遠隔操縦にて定点観測などのタスクをこなすことができる(1万マイルの航行も可能)。また、解体・組み立てが可能で、コンテナにて観測地点まで運び、組み立ての上で就役させることができる。最大で1トンの積載能力があり、観測機器やセンサなどを船上及び海面下に設置することができる。地震探査や海底地形の観測、洋上風力発電ファームの生態系への影響の検証、オフショア施設の監視といった、民生用・軍用の両方のタスクに用いることが可能という。

Sea Provenはカーボンファイバーで制作したプロトタイプをさる11月に仏ルアーブル市で開かれた政府主催の海事イベントの機会に披露して注目された。実用化のプロジェクトをNGOや科学研究界から募集するキャンペーンを開始。BPIフランス(公的投資機関)などの支援を得て、100万ユーロの資金調達も予定している。(「日刊メディアダイジェスト」5月9日より転載)

 

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