今週のフランス

マクロン大統領、テレビインタビューに出演

マクロン大統領は12日、民放大手TF1の昼のニュース(13時)のインタビューに応じた。国民に改革の必要性を訴える機会となった。

インタビューはベルデュイ市(オルヌ県)の小学校にて行われた。民衆層にアピールするため、昼のニュースへの出演を選び、地方の振興と学校教育を重視する姿勢を示すため、地方の学校を舞台とする異例の演出となった。

大統領はこの機会に、従業員数250人未満の企業を対象に、社内預金への充当分の社会保険料免除措置の導入を予告。具体的には、従業員数50人未満の企業について、2種の従業員向け利益分配(パルティシパシオンとアンテレスマン)を対象に、社会保険料(現行制度では料率20%)を全廃すると予告。従業員数51人以上250人未満の企業については、アンテレスマンに限り廃止される。これらの措置による減税規模は総額で4億4000万ユーロに上る。この措置はしばらく前から取り沙汰されていたが、これまで報じられていたのよりもはるかに規模が大きい措置となった。5月に閣議決定される通称PACTE法案に盛り込まれる。

大統領はまた、国鉄SNCFの改革について、改革に伴いSNCFの累積債務を段階的に国が肩代わりすると約束した。大統領は「最初から一部を、その後、改革が進むにつれて段階的に」肩代わりすると言明した。国鉄のインフラ部門「SNCFレゾー」が抱える累積債務は470億ユーロに上り、その取扱いが改革における争点の一つとなっているが、大統領は今回、初めて日程にも踏み込んで債務肩代わりの方針を示した。ただ、労組側はこの説明に納得しておらず、13日にも予定通りにストが行われている。

大統領は続いて、15日にはBFM TVとメディアパルトによるインタビューに応じる予定。

 

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