経営難の仏ビバルト(アパレル・靴販売)は4月11日、ナフナフ(アパレル)を中国のラシャペルが率いるコンソーシアムに売却すると発表した。5200万ユーロで売却する。なお、ビバルトは2007年に2億ユーロでナフナフを買収していた。
ラシャペルは中国に9448店を展開する衣料販売大手で、年商は12億ユーロに達する。中国の投資ファンド2社(スター・プラチナム・キャピタル、イーストリンク)の協力を得て、今回の買収を決めた。
ビバルトによると、ラシャペルはナフナフの国際展開を計画しており、2025年までに中国に500店を開く計画。欧州では、直営30店(うち15店を国内に)とフランチャイズ70店(うち40店を国内に)を開く計画。なお、ナフナフは現在、国内に474ヵ所の販売網を展開している。
ビバルトは、経営難からの脱去を目指して巨額債務の再編と傘下ブランドの売却を実施。今後はベッソン(靴)とシェビニオン(アパレル)の売却に取り組む。(「日刊メディアダイジェスト」4月12日より転載)