今週のフランス

政府、経済成長予測を上方修正

政府は11日の閣議で、経済成長予測の修正を決める。従来の予測を上方修正する。報道によると、新たな予測では、2018年の経済成長率が2.0%、2019年の同成長率が1.9%となる。政府の従来の予測は2018年に1.7%となっており、かなりの上方修正となる。なお、2017年の経済成長率は2.0%だった。2018年の新たな予測値は、中銀による1.9%と比べてわずかに高いが、エコノミストらの平均的予測値である2.1%よりは低く、予測値が政府諮問委により承認されるのは確実視される。経済成長率の上方修正に伴い、財政赤字の対GDP比も改善し、同比率は、2017年の2.6%に対して、2018年には2.3%まで下がり、2019年には2.4%とわずかに上昇する。これは、政府が2019年に、CICE(競争力・雇用税額控除)を恒常的な社会保険料の減免措置に切り替えることを予定しているためで、2019年には過去の税額控除の行使分と新たな減免措置が重なり、一時的な収入減が見込まれるためだが、従来の予測では、財政赤字の対GDP比が3%近くにまで跳ね上がる見通しとなっていた。それと比べると状況は顕著に好転する。ただし、財政収支の改善を受けて、与党内からも、所得再分配の措置を導入するよう求める声が高まる可能性がある。

 

バックナンバー

kaiin260 100

会員用ログイン

サイト内検索