今週のフランス

LVMH、ステーションFに進出

高級ブランド大手の仏LVMHが9日、パリ市内のインキュベーター「ステーションF」内のコーナーを正式にオープンした。50社のスタートアップ企業を入居させて支援し、協業の可能性を探る計画。

ステーションFは、著名実業家のグザビエ・ニエル氏(通信フリーの創設者)がパリ左岸に開設したインキュベーターで、マイクロソフトやフェイスブックなど大手が既に協力を決めている。LVMHは、原材料の持続可能性、製造工程、カスタマー・エクスペリエンス、偽造品対策といった分野での新技術の活用を目的に、AI、IoT、拡張現実、ブロックチェーンといったテーマを中心に、スタートアップ企業との協力の可能性を探る方針。年間に6ヵ月ずつ2期の支援を提供する予定で、既に入居済みの第1期企業は総勢23社で、各社の起業以来の合計調達額は2500万ユーロに上る。分類では、LVMHの傘下企業に横断的に関係する企業が全体の64%を占め、残りは、LVMHの事業のうち、酒造、モード・革製品、香水・化粧品、時計・宝飾の各々が同じ比率となっている。入居企業の中には、SNSの画像分析を通じて流行予測を行うHeutitech、SNSとブランドの間の相互作用の管理支援ツールを開発するAlcmeon、バーチャル試着のソリューションを開発するMemomi、包装材をスマホで撮影するだけで偽造品を検出できるシステムを開発のCyphemeなどが含まれる。

 

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