今週のフランス

ユーテルサットなど仏3社、衛星による超高速ブロードバンドを提携へ

仏ユーテルサット(衛星運営)は4月5日、超高速ブロードバンドサービスを衛星を用いて提供する計画について、仏通信大手オレンジおよび仏電機大手タレスと合意を結んだと発表した。ユーテルサットは、タレスの航空宇宙部門タレス・アレーニア・スペースに、次世代のHTS(大容量衛星通信システム)であるVHTS(Very-HTS)を用いた通信衛星の建造を数億ユーロで発注する。この衛星は2021年に稼働する予定で、500Gbpsの超高速ブロードバンドサービスを地上および飛行中の航空機などに提供できるという。オレンジが、フランスをはじめとする欧州諸国でこのサービスを提供する。特に光回線などによる超高速ブロードバンドサービスの提供が困難な未整備地域へのサービスの普及に向けた強力な手段として期待される。

なお、ユーテルサットは1年前には米ビアサット(通信衛星)と提携して、欧州で超高速ブロードバンドサービスを提供するという計画を検討したが、これは仏企業や仏政府の反発を招いた。ユーテルサットは結局、仏企業同士の提携による超高速ブロードバンドサービスを選択したが、こちらのほうが提供できる通信容量もはるかに大きく、ビジネス面でも技術面でも優れた計画だと強調している。(「日刊メディアダイジェスト」4月6日より転載)

 

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