今週のフランス

フランスでの新車のCO2排出量、23年ぶりに増加

AAAデータ社がまとめたフランスの新車のCO2排出量が2017年に増加に転じ、関係者を驚かせている。同社は型式認証に際して行われる排ガス試験の結果にもとづいて、毎年登録された新車の1台当たりの平均CO2排出量を算出しているが、2017年にはこれが1km当たりで111gとなり、前年比で1g増加した。平均CO2排出量は1995年以来減少し続けてきたのに、2017年に小幅とはいえ増加に転じた。その一因は、排ガス不正問題でディーゼル車の売れ行きが悪化し、ガソリン車の市場シェアが拡大したことだと推定される。ガソリン車はディーゼル車のようなNOxによる大気汚染の問題はないが、CO2排出量がディーゼル車よりも大きいという欠点があり、ディーゼル車が税制上も長い間優遇されてきた理由もそこにある。ちなみに、ディーゼル車の排ガス不正問題がより深刻な影響を及ぼしているドイツでも平均CO2排出量の増加が観測されており、こうした見方を裏付けている。それ以外には、SUVの人気もCO2排出量の増加につながっているという。

AAAデータはメーカー別の1台当たり平均CO2排出量も集計しているが、それによると米GMが1km当たり270gで他に抜きん出て大きく、伊米FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)が122gで2番目に大きい。3番目は独フォルクスワーゲンとスウェーデンのボルボカーズでともに119g。一番成績が良いのはトヨタ(レクサスを含む)で前年比3g減の98g。フランス勢のルノーとPSAはともに107gでトヨタに次いで優秀。(「日刊メディアダイジェスト」2月12日より転載)

 

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